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参考:3 有害建材の害!

汚染物質として指摘されている主な化学物質は、ホルムアルデヒドとVOC(揮発性有機化合物)です。

ホルムアルデヒドは目・鼻・のどへの刺激の強く揮発性の高い気体で、合板などに使用される接着剤に多く含まれています。

 VOCは揮発性有機化合物の総称で、トルエン・キシレン・木材保存剤・防蟻剤・可塑剤などが挙げられます。

 

 

優先取組物質を含む可能性のある建材・施工材の例(健康住宅研究会による)
建材・施工材 含有している可能性のある優先取組物質
合板・パーティクルボード・MDF ホルムアルデヒド(接着剤)
断熱材(グラスウール) ホルムアルデヒド(接着剤)
複合フローリング ホルムアルデヒド(接着剤)
ビニル壁紙 ホルムアルデヒド(接着剤)
防蟻剤(木部処理・土壌処理剤など) 有機リン系、ピレスロイド系殺虫剤
木材保存剤(現場施工用) 有機リン系、ピレスロイド系殺虫剤
油性ペイント キシレン
アルキド樹脂塗料 キシレン
アクリル樹脂塗料 キシレン
油性ニス トルエン、キシレン
<上記以外の接着剤>
壁紙施工用でん粉系接着剤 ホルムアルデヒド
木工用接着剤 可塑剤
クロロプレンゴム系溶剤系接着剤 トルエン、キシレン
エポキシ樹脂系接着剤 キシレン、可塑剤
エチレン酢酸ビニル樹脂系
エマルション系接着剤
トルエン、キシレン、可塑剤
ポリウレタン(溶剤)系接着剤 トルエン


その他有害化学物質を含む建材として、化学工業畳(防虫・防カビ材・染料)、左官材(防カビ・防腐剤)、カーペット・カーテン(防虫防カビ・難燃剤)、断熱材(アスベスト)、などが挙げられます。

有害化学物質などの室内汚染物質は、居住者の呼吸によって体内に入ります。

吸い込む量は、空気中の濃度によって左右されます。すでにホルムアルデヒドなどいくつかの汚染物質については厚生労働省より「室内濃度指針値」が公表されています。

 化学物質が引き起こす症状には「中毒」「アレルギー」「化学物質過敏症」があります。

「化学物質過敏症」はアレルギーの千分の一の低濃度でも発症すると言われ、いったん症状が出ると、その後ごく微量でも同じ物質に過剰に反応してしまいます。

いずれの症状も、頭痛・目がチカチカする・くしゃみ・鼻水・めまい・息苦しい・イライラする・睡眠障害・吐き気・皮膚炎・関節痛・疲労感など様々な自覚症状があります。

 さらに化学物質は人体の免疫系を乱すとの指摘があり、免疫系の機能が低下すると、ガンや様々な病気にかかりやすくなります。


参考: http://www.ie-21.jp/sick/sh_2.htm           

シックハウスを考える会 住居から発生する有害物質で悩む人をなくすためにつくられたNPOです。
シックハウス検査センター 空気診断を実施しています。
厚生労働省 シックハウス問題に関する検討会の資料を見ることができます。
(財)建築環境・省エネルギー機構 住宅その他の建築物に係る省エネルギー、エネルギーの有効利用、環境負荷の軽減、環境保全の推進などに取り組んでいます。
日本健康住宅協会 住宅・環境についての情報、住宅診断、住宅相談
国土交通省建築行政 改正建築基準法について試案が見られます。
住宅性能評価機関等連絡協議会 住宅性能表示について詳しく掲載されています。
(財)日本建築センター 改正建築基準法に対応した「建築物のシックハウス対策マニュアル講習会」を行っています。
(財)住宅リフォーム・
紛争処理支援センター
住宅リフォームに関する相談を受け付けています。
社団法人リビングアメニティ協会 ホルムアルデヒド表示ガイドライン