１、ミトコンドリアとは

ミトコンドリアは赤血球以外の人の細胞内にあ小器官で、１細胞当たり２００個から２０００個程度含まれます。

酸素を使い糖や脂肪を分解し、エネルギーを作ります。

これに対して酸素を使わないで糖からエネルギーを作る仕組みを解糖といいます。

２、ミトコンドリアの働き

人は多くのエネルギーが必要で、解糖だけではエネルギーが枯渇します。

ミトコンドリアは解糖によるエネルギー産生の役２０倍のエネルギーを作り出すことができます。

ミトコンドリアの数が多く働きが良好なほど、酸素を取り込みながら多くのATP（エネルギー）を作り出します。

このATP（エネルギーにより、熱エネルギーの産生を促進し、冷えや低体温が改善されます。

さらにATP（エネルギー）よって疲れ難く、長時間運動が可能になり、免疫力が向上し病気にかかり難くなり、病気治りがよくなり、美容や老化防止になります。

ミトコンドリアの数と機能が落ちれば身体の全機能が低下します。

慢性疲労、慢性疾患、精神疾患、老化、がん、等色々な病気にかかりやすくなります。

ミトコンドリアの機能と数を高めることが健康につながります。

３、ミトコンドリアと癌

癌細胞は、細胞への糖の取り込みが異常に高いことから、ＰＥＴ検査は、この性質を利用して糖が身体のどこに多く集まるかを調べ癌診断に利用します。

癌細胞で糖の取り込みが異常に多い理由は、癌細胞ではミトコンドリアあ機能異常となり、効率の悪い解糖でエネルギーを作るので、糖が大量に使われるためです。

ミトコンドリアが機能異常を起こさないようにすることが細胞を癌化させないために大変重要です。

ミトコンドリアが機能異常を起こす原因は、低体温、酸素不足、ウィルス、慢性炎症、質的栄養失調等があります。

ミトコンドリアは、異常な細胞を消滅させる機能がありますが、ミトコンドリアが上手く機能しないと、異常な細胞が増殖しがん癌化します。

身体が冷えて、低体温では一層ミトコンドリアの働きが鈍くなるので、癌細胞が増殖します。

４、ミトコンドリアと老化

加齢によって筋肉量の減少や、筋力低下、運動機能の低下、認知機能低下、心肺機能低下等が起こってきます。

これはミトコンドリアの減少や機能低下で、細胞を動かすエネルギーの産生が減少することで起こります。

つまりATP（エネルギー）不足が老化の進む原因です。

老化の進行を抑えるには必要なATP（エネルギー）の産生を増やすこと、つまりミトコンドリアの数と機能を高めることです。

ATP（エネルギー）が豊富にあれば、老化の進行を抑え、若々しくいられます。

そのためには、有酸素運動、日光浴、光線療法、が有効です。

５，ミトコンドリアと光線療法

ミトコンドリアは体温３７度で最も活性化するといわれています。

低体温では、ミトコンドリアの活動が弱まり、ATP（エネルギー）の生成力が落ちます。

光線療法の温熱作用はミトコンドリアを活性化、光線に含まれるビタミンＤはミトコンドリアの働きを活性化させます。

※財）光線研究所発行：光線研究参照