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2023-06-01 07:50:00
熱中症は体温調整能力の破綻です。
2022年5月から9月までに熱中症で救急搬送された人は約70,000人(総務省発表)。
急激な気温上昇に体が対応できないのです。
人間はスポーツや仕事で1次的に体温が上昇しても、汗が蒸発するときの気化熱が、体温を奪い平熱を維持しますが、高温多湿では汗をかいても蒸発しないため体温が上昇し、体内の水分・塩分・ミネラルの減少、高熱や循環血液量の減少から臓器障害を起こします。
これらの症状が熱中症で、最悪の場合死に至ります。
体温調整機能は数日かけて暑さに順応する中で高まっていきますが、気温が急激に上昇する梅雨時には、体が順応できませんので、熱中症にかかりやすいです。
●熱中症は重症度により1度から3度に分類されています。
1度は めまい、立ち眩み、生あくび、筋肉痛、大量発汗、こむら返り
2度は 頭痛、嘔吐、、倦怠感、虚脱感、集中力や判断力の低下。
3度は 意識障害、麻痺発作、小脳症状、肝臓腎臓障害,血液凝固異常。
※体内の熱を逃がすために皮膚近くの血管が広がりすぎて、脳への血流が減少してめまい立ち眩みが起こります。
又、2度の 頭痛や嘔吐は、循環不全や高熱による脳や臓器の障害の始まりです。
3度は体温調整機能の破綻状態です。
※2度以上は救急者で医療機関へ
※高血圧、糖尿病、心臓病の持病がある人は特に注意です。
※予防には20分に1回程度涼しい場所で休息、水分・塩分・ミネラルの補給。
※体を冷やす場所は左右首筋・両脇の下・両足の付け根
※夏の暑い期間は、体温計を常備し確認するように。
※体温調整機能を維持するために普段から食べ物に気を付けてください。
※厚生労働省ホームページ
熱中症を防ぎましょう | 厚生労働省 (mhlw.go.jp)